Omadaコントローラー アップグレードガイド
本ガイドをご確認のうえアップグレードパスを決め、表示される手順に沿ってコントローラーをアップグレードしてください。現在の構成を維持でき、全体的なアップグレードのダウンタイムが短縮されます。
アップグレードパスとバージョンについて
使用しているOmadaコントローラーのタイプに関わらず、さまざまな形式のOmada SDNコントローラー4.1.4にアップグレード可能です。
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現在Omadaソフトウェアコントローラー v3.1.4(Omadaハードウェアコントローラー v1.2.0)以前のバージョンを使用している場合は、まず上記のどちらかにアップグレードしてから本ガイドをお進みください。
互換性リストの確認
Omada SDNコントローラーでは、対応ファームウェアを備えたデバイスのみ構成および管理ができます。
View the Omada SDN互換リストから、デバイスがOmada SDNコントローラーと互換性があるか確認できます。デバイスの画像をクリックしてファームウェアを確認し、最新バージョンを使用していない場合は、最新のファームウェアをダウンロードしてください。
機能の更新
コントローラーのアップグレード時には、設定が必要な機能と設定済み機能の2階層の変更があることにご注意ください。
これらの機能は手動で設定する必要があります。直接対応するソリューションを持つ機能ですが、自動的にアップグレードすることはできません。
Wireless Control > Access Control |
Omada SDNコントローラー 4.1.4のネットワークセキュリティモジュールで、アクセス制御がACLに更新されました。新しい機能では、トラフィックがゲートウェイ・スイッチ・EAPを通過する特定のクライアントまたはグループに適用できます。 アクセスコントロール設定を復元したい場合は、アップグレード後に Settings > Network Security > ACL の順で進み、EAP ACLルールを手動で設定してください。 |
Wireless Control > Portal |
Omada SDNコントローラー 4.1.4でポータルが改善されました。SSIDおよびLANネットワークで有効になります。 1か所で許可されるポータルは1つだけで、単一の認証タイプ(認証なし・シンプルパスワード・ホットスポット・外部RADIUSサーバー・外部ポータルサーバー等)に対応します。ホットスポットの場合は、バウチャー・ローカルユーザー・SMS・RADIUS・Facebookから1つ以上の認証モードを選択できます。 ポータル設定を復元したい場合は、アップグレード後に Settings > Authentication の順で進み手動で設定してください。 |
Wireless Control > Free Authentication Policy | Omada SDNコントローラー 4.1.4では、ポータルの下位機能としてFree Authentication Policy がAuthentication-Free Policyに変更されました。これにより、特定のクライアントがポータル認証なしでインターネットにアクセスできるようになります。 |
これらは新しいデザインに調整または変更済みの機能です。
Wireless Control > Scheduler Wireless Control > Scheduler Association |
2つのモジュールがOmada SDNコントローラー 4.1.4のプロファイルモジュールに調整されています。時間範囲のカスタマイズと連携で、より柔軟で実用的なアプローチが提供されます。 |
Insight > Untrusted Rogue APs Insight >Trusted Rogue APs |
2つのモジュールがOmada SDNコントローラー 4.1.4で調整されます。Rogue APs Detectionでは全チャンネルをスキャンし、最適化されたメカニズムで近くにある全APを検出できますが、新リリースでは不正なAPをTrusted/Untrustedに分類しないため、構成がシンプルになります。 |
Site Settings > Log Settings |
旧バージョンでは、システムログを受信するために送受信者両方のメールアドレスを設定し、特定の時間または間隔で送信されるシステムログを決定するためのTime Modeを設定する必要があります。新しいコントローラーモジュールでメールサーバーを設定すると、Omada SDNコントローラー 4.1.4はパスワードのリセット・通知・システムログの配信に関するメールを送信できるようになります。システムログについては、管理者アカウントに紐づけられたメールボックスへ定期的に自動メールが送信されます。 |
Controller Settings > User Account |
システム管理者の階層化された役割が再定義されました。古いコントローラーのシステム管理者には、 Administrator (Root Administratorを含む)・ Operator・Observerという3タイプの役割があります。新リリースではMaster Administrator・Administrator・Viewerの3タイプの役割に変わりました。 |
どのSDNコントローラーをアップグレードしますか?
Omada SDNコントローラーでは多様な導入ソリューションを提供します。 3種類のコントローラーは形式が異なりますが、ネットワークの管理と監視において同じ機能を果たします。
どのようにコントローラーをアップグレードしますか?
どのようにコントローラーをアップグレードしますか?
どちらのコントローラーを使用していますか?
アップグレード手順
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- Step 1
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Controller Settings > Backup&Restore の順に進みます。
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- Step 2
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Retained Data Backup のドロップダウンリストから、データをバックアップする期間を日数で選択してください。7日間を選択した場合、直近7日間のデータのみがバックアップされます。
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- Step 3
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Backup クリックして、現在の設定とデータをコントローラーにバックアップファイルとして保存します。
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- Step 1
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コントローラーホストのタスクバーの検索ボックスにControl Panelと入力し、結果から選択してください。続いてPrograms > Programs and Features と選択します。
削除するプログラムを長押しし(または右クリック)、Uninstalを選択します。続いて画面の表示に沿って進めてください。
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- Step 2
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コントローラーの全データを完全に削除する場合は「No」をクリックしてください。
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- Step 1
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インストールファイルを実行し、ウィザードに従ってOmada SDNコントローラーをインストールします。インストールファイルはこちらからダウンロードできます: https://internal-test.tp-link.com/en/support/download/omada-softwarecontroller/
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- Step 2
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Omada SDNコントローラーを起動させ、表示に沿ってクイックセットアップを完了させます。ウィザードが完了するとログイン画面が表示されるので、作成したユーザー名とパスワードを入力し「Log in」をクリックしてください。
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- Step 1
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Settings > Maintenance > Backup & Restore の順に進みます。
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- Step 2
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Browse をクリックし以前のコントローラーのバックアップファイルを選択します。続いて Restore をクリックしてファイルをアップロードします。
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- Step 1
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After the backup files imported, the devices will be automatically discovered and adopted by the controller. Go to Devices, and click to upgrade the devices one by one. Or you can click to upgrade the devices in batch.
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- Step 2 (Optional)
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To realize custom upgrade, you can click the entry of the device to open the Properties window, click Config and then you can upgrade the device’s firmware version manually in Manage Device section.
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- Step 1
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現在のコントローラーで Controller Settings > Migrate > Controller Migrate と進み、Retained Data Backup からバックアップするデータ期間を日数で選択し、Download Backup File をクリックして現在のコントローラーの設定とデータをバックアップファイルとしてエクスポートします。既にバックアップ済みの場合は Skip をクリックしてください。
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- Step 2
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新しいコントローラーにログインし、Settings > Maintenance > Backup & Restore の順に進みます。Browse をクリックして、以前のコントローラーのバックアップファイルを選択してください。続いて Restore をクリックしてファイルをアップロードします。
ファイルが新しいコントローラーに復元されたら、以前のコントローラーに戻って Confirm をクリックしてください。
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- Step 3
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現在のコントローラーで、新しいコントローラーのIPアドレスまたはURLを Controller URL/IP 入力フィールドに入力します。続いて Migrate Devices をクリックし、デバイスを新しいコントローラーへ移行させます。
注意:
コンピューターでTCP/UDPポート29810〜29813が有効になっているか確認してください。有効になっていればEAPがポートを介してコントローラと通信できます。ファイヤーウォールやウイルス対策ソフトがこれらのポートをブロックすると、コントローラーとEAP間のパケットもブロックされます。
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- Step 4
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移行した全デバイスが表示され、新しいコントローラーに接続されているか確認してください。 新しいコントローラーのデバイスページで、移行されたすべてのデバイスが Connected のステータスになったら、Forget Devices をクリックして移行プロセスを完了させてください。
ハードウェアコントローラーは、オンラインや手動でアップグレードすることも可能です。
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- Step 1
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Controller Settings > Maintenance の順に進み、Download & Upgrade をクリックしてコントローラーを暫定バージョンの1.2.3にアップグレードします。
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- Step 2
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Settings > Backup&Restore の順に進みます。
Retained Data Backup のドロップダウンリストから、データをバックアップする期間を日数で選択します。Backup をクリックして、現在の設定とデータをコントローラーにバックアップファイルとして保存します。
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- Step 3
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バックアップが完了したら Controller Settings > Maintenance の順に進み、Download & Upgrade をクリックしてコントローラーを新バージョンの1.7.0(Omada SDNコントローラー)にアップグレードします。
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- Step 1
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Controller Settings > Backup&Restore の順に進みます。
Retained Data Backup のドロップダウンリストから、データをバックアップする期間を日数で選択します。Backup をクリックして、現在の設定とデータをコントローラーにバックアップファイルとして保存します。
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- Step 2
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Controller Settings > Maintenance の順に進んで Browse をクリックし、新バージョン1.7.0(Omada SDNコントローラー)のファームウェアファイルを選択します。